24 補講(2) 思索への寄り道
主要な講義は、統計学分析手法の理論・実践について説明をしてきました。しかし、統計学が独立の手法群として確率される以前から、その基盤としての哲学的思索がありました。この内容は授業の必須ではありませんが、統計学・経済学の授業では扱われることがあまりない哲学的・思索的背景について説明をしたいと思います。統計学を活用していくためには、その内容とともに、その限界・適用範囲の限定性にも思いを馳せることが重要だからです。(この講義は、答えを伝えるのではなく、問いを示すことを目的としているので、「要点」も書きません。)
- 測定できないもの――観察と意識
- 可能世界はただ現実世界のみ
\(\ast\) なぜ教養を学ぶのか
1. 測定できないもの――観察と意識
2. 可能世界はただ現実世界のみ
\(\ast\) なぜ教養を学ぶのか
参考図書・文献
ジェリー・ミュラー『測りすぎ なぜパフォーマンス評価は失敗するのか』(The Tyranny of Metrics) 松本裕訳、みすず書房、2019年
土居健郎 『表と裏』 弘文堂、1985年
遠山啓 『数学の学び方・教え方』 岩波新書、1972年
内田義彦 『読書と社会科学』岩波新書、1985年
三浦英之 『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』集英社、2015年
Kenneth Arrowとクジラ … https://corporatefinancelab.org/2017/02/23/kenneth-arrow-nobel-winning-economist-dies-at-95/
William Shadish, Thomas Cook, and Donald Campbell “Experimental and Quasi-Experimental Designs for Generalized Causal Inference.” Houghton Mifflin Company. 2002.
Serrano, Roberto, “Top5itis” 2018. Available at SSRN: https://ssrn.com/abstract=3103083
Irvine, William “A Guide to the Good Life - the Ancient Art of Stoic Joy” Oxford University Press, 2009.